議会活動報告

9月議会で代表質問に立ちました

2009年10月16日

SONY DSC 9月市議会が、10月7日までに終わりました。9月議会では、日本共産党を代表して私、佐野仁昭が代表質問に立ちました。

代表質問では1、市長の政治姿勢について、2、子育て支援策について、3、教育問題について、4、特別養護老人ホームの整備について、5、障害者施策について、6、PM2.5の測定局設置について、7、雇用問題について8、中小企業支援について、9、まちづくりについて、10、多摩川連絡道路について、11、水道料金の改定などの問題について取り上げ、貧困と雇用問題で苦しむ市民の暮らしの改善に向けて全力で取り組みました。

市長の「行革」効果額は過大な水増しだった
市民に痛みを押し付けてきた阿部市長の「行財政改革」について、市長が「行革」の効果額の累計を629億円としているのは年度ごとに消化するものも含んでおり、過大な水増しではないかと指摘しました。これに対し、市長は「わかりやすくするため」だったなどと、市民を欺く答弁に終始しました。

市長が自衛隊を応援すると表明

阿部市長は、2007年から平和に関する市民団体の運動の取り組みへの後援を拒否してきましたが、一方で、自衛隊の「川崎音楽まつり」はしっかり後援。しかもその内容は、入隊予定者の激励や現職自衛官による入隊の訴え、防衛大学儀仗隊が舞台で隊列を組んで本物の銃を取り回し、会場内で空砲を撃ち鳴らすなど、まさに自衛隊の広報そのものです。
これらの事実を指摘し、「核兵器廃絶平和都市宣言」を発信した精神に反すると批判しました。市長は、自衛隊の「趣旨に賛同し、奨励の意を表して後援することにした」などと表明しました。

子育て支援策について

小児医療費助成制度の拡充の要望について、現在は、所得制限によって約25%、特に就学前の6歳児は約32%が助成を受けられず、児童手当がもらえない世帯は小児医療費助成も受けられません。東京都では、23区すべてで、中学卒業まで通院・入院とも所得制限なしで医療費を無料にしています。こうした事実を示し、川崎市でも所得制限を撤廃し、中学卒業まで拡充するよう求めました。

私立幼稚園保育料補助の拡充を求める

2009年5月の私立幼稚園の定員超過率は112.7%にも。その上、川崎市の幼稚園入園料と保育料平均は17政令市中、いちばん高額であり、全国平均より入園年度で年間18万円も高いと指摘し、経済的に就園が困難な世帯に対して、市独自の上乗せ補助を行うよう求めました。

保育緊急5か年計画の改定について

川崎市は07年「保育緊急5カ年計画」を策定し待機児を解消するとしたものの、今年の4月、認可保育所に申請しても1954人が入所できず(うち待機児童は713人)。入所申請数は市の推計より3年も早く到達してしまいました。自ら誘導してきた大規模マンション等の人口急増や保育ニーズの推計を誤ったために整備が大きくおくれてしまったからです。
川崎市は、しばらくは「毎年申請数を1000人ずつの増加を見込み、3年間で約3000人の認可保育所の定員増をはかる」等の「保育緊急5カ年計画」の改訂版骨子を発表しました。
9月議会では、市の調査からしても、たとえ1000人の定員増をはかっても待機児童は解消されないことを指摘し、少なくても5000人規模の保育所整備計画が必要であると主張しました。また、認可外保育施設との保育料などの不公平を是正することも求めました。

就学援助制度について―メガネ支給の復活を

川崎市の就学援助の認定基準は生活保護基準と同等であり、他都市と比較しても低い水準にあることを指摘して、拡充を求めました。また、視力の低下が子どもの学ぶ機会を失うことのないよう、「行財政改革」で削られた「メガネ支給」と、さらに「卒業アルバム代」の支給を復活するよう要求。児童生徒全員に対して「受給申請書」を配布するよう要求しました。

中学校ランチ(?)サービス

「中学校ランチサービス」は、全市の平均喫食率がわずか1.5%になり、1人の注文もない中学校もあります。多額の費用をかけて設備投資した効果は見られないことから、中学校給食に踏み出すよう強く要求しました。

特別養護老人ホームの待機者解消について

29月議会で代表質問に立ちました 特養老人ホームの入所待機者は、4月現在5134人と、現在の定員数2578床の約2倍であり、政令市比較でワースト2という事実を示し、抜本的な増設を要求しました。
お隣の横浜市では06年から08年までに1988床整備しましたが、川崎市では392床のみです。川崎市は08年11月策定の「特別養護老人ホーム整備計画促進プラン」で08年度から13年度までの6年間で、新たに1225床を整備する計画をうちだしましたが、08・09年度で148床(開所ベース)しか整備できていません。
私たち共産党川崎市議団は「公有地の活用」「定期借地権方式の活用」なども検討して増設のテンポのひきあげを求めました。