議会活動報告

12月市議会で一般質問を行いました

2009年12月5日

■町内会・自治会の会館の防災対策について

SONY DSC 佐野議員は、12月議会本会議9日目に一般質問をおこない、4項目にわたって市の対応を求めました。最初に、具体的に耐震化が進められることになっている、町内会・自治会の会館の防災対策について、現在、まちづくり局で助成制度についても検討が進められているが、改修費用が町内会の重圧にならないよう助成額の引き上げとともに、融資への利子補給も検討してほしいと要望しました。

佐野議員は、川崎市の「木造住宅耐震基本計画」について、耐震診断が2002件(現在までの累計)に対して改修に結び付いたのは162件と一割にも満たない実態は、減災という観点に照らしてあまりにも不十分と指摘し、その原因などについてただしました。
まちづくり局長は、木造住宅耐震改修助成制度の広報について、町会回覧板やFMかわさき、「市政だより」、「出前講座」などをあげ、改修に至らない理由として、耐震化が必要ない人も診断を受けている例や、経年劣化が進んでおり、改修か建て替えか迷っている人や、工事期間中の不安を持つ人もいると述べ、そんな方の不安を取り除くために、専門家を交えたフォローを行っていく考えを示しました。
佐野議員は、工事期間中の不安もあるが、費用面での不安を持つ人が多いので、工事費等について分かりやすいパンフレットなどを改善して普及することや、のぼりや懸垂幕などによるアピールも必要だと提案したうえで、なにより助成額の補助率引き上げが必要だと強調しました。
佐野議員は、高齢者、障害者など災害弱者への対応を行う中での促進を強化すべきだとして、バリアフリー化など、住宅改造助成事業と併行して活用するなど関係局と連携して耐震補強が必要な住宅については、診断や補強を促すなどの取り組みをすすめるよう求めました。
まちづくり局長は、現在でも併用は可能なので、関係局と相談しながら、改善事例の紹介などを行なっていきたいと答えました。

川崎上空の航空機の騒音について

佐野議員は、羽田空港の再拡張に関連して、朝の7時~8時の北風時に左旋回で川崎上空を飛行する航空機の騒音問題を取り上げました。羽田空港第4滑走路の整備で、24時間稼働化、離発着回数も30万回から41万回に増え、川崎上空の騒音が広がる恐れがあると指摘、さらに24時間化の影響について住民に説明すべきではないかとただしました。
まちづくり局長は、飛行回数が増えるとともに、深夜早朝の国際便が飛行する予定であり、羽田空港への就航回数は増加するが、川崎市上空を飛ぶ機種や本数については、ダイヤが確定する来年夏ごろを待たないと騒音の影響については具体の予測が明らかにならないと答えました。また、深夜早朝については、なるべく東京湾上空を飛行させたいとの国の見解を明らかにし、今後については、第4滑走路の供用開始前に関係町内会を通じて住民への情報周知を行い、騒音が拡大するおそれがあるようなら、説明会の開催について国とも相談していく考えを示しました。
佐野議員は、ぜひ住民への説明会を開いてほしいと強く要望しました。

街路の安全対策について

佐野議員は、川崎区田町の五差路の安全対策が行われた際、事故や腐食により台帳に登録されていないカーブミラーについて、新設されても撤去されずに残っていることが明らかになったと指摘。市民の安全にかかわることなので、特に変則的な交差点を中心に、各建設センターごとに調査して、設置洩れが無いように対策を講じるよう要望しました。

視力障害者用の信号機の設置を

409号線の京急小島新田駅を横断する信号機を、視力障害者用の信号機に改善してほしいと、視力障害者の方から要望が寄せられていることについて、国道409号線のバリアフリー化対策の進み具合についてただしました。
建設局長は、409号線のバリアフリー対策について、「音声付歩行者用信号機」については、「視覚障害者用付加装置に関する運用指針」や要望等を考慮したうえで、交通管理者の判断で設置することになっており、交通管理者や国に対して要望したいと答えました。

歩道上の照明灯・防犯灯の拡充を

佐野議員は、川崎区大師駅前から藤崎三丁目に抜けるバス通りでは、歩道の照明が少なく、夜道を歩くのが怖いとの声が寄せられている件について、以前、不審者による事件も発生したことから、町内会による防犯パトロールも行われている地域でもあり、道路灯はあるが、歩道を照らす歩道灯や防犯灯がなく、特に川中島中学校付近は道路灯も少ないことを指摘し、増設を求めました。その他の場所についても、防犯灯を設置するにも、幹線道路が4町会にまたがっており、申請の手続きが煩雑である上に設置費用の半分が町内会の負担になることから、必要に応じて川崎市が設置するべきだと求めました。
建設局長は、当該路線には基準に従って照明器具を設置しているが、川中島中学校周辺については、改めて状況を調査したうえで設置について検討していきたいと答えました。
市民・こども局長は、防犯灯設置について、町内会や自治会の必要性に基づいて設置されるものに対して補助を行っており、今後も引き続き続けていきたいと答えました。
佐野議員は、LED防犯灯は一基4~5万円程度かかるので、半額でも町内会にとっては大変な費用負担となる。LED化で川崎市の負担は3分の1程度に軽減されることから補助制度の在り方を抜本的に改めるよう求めました。
これに対して、市民・こども局長は省エネにつながるLED化促進のために、「地域ニューディールグリーン基金」を活用した補助金の拡充についても検討していきたいと答えました。
佐野議員は、町会加入率は7割を切っている状態であり、地域全体の防犯灯を町会が設置する必要があるのかとの声も関係者から上がっていると述べ、町内会の負担軽減のためにも、防犯灯の設置は自治体の負担とすべきだと改めて求めました。

公共工事についての市がいっそうの環境配慮を

佐野議員は入札における市の環境配慮について、夜間に道路清掃の車が黒煙を出して走っているという苦情が寄せられているとして、環境配慮はどうなっているのかとただしました。
建設局長は、夜間の清掃車両は、ディーゼル車排ガス規制に適合した車のみを使っており、散水車・ダンプなどの大型車両についても平成18年4月以降に製造された車両から排ガス規制が強化されていると説明。今後は、排ガス規制に適合した車両の普及状況や他都市の状況を調査して、その結果を踏まえて、本市が発注する適合車両の使用についても検討していきたいと述べました。
佐野議員は、0ナンバーと9ナンバーの車両は排ガス規制が平成18年4月以降、再強化されたということだが、今回取り上げた車両はその法施行以前の車両であり、環境先行運転を目指す川崎市として、入札事業についても今後一層の環境配慮への取り組みを願いたいと述べました。